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・1人と独り

友人の大学の先輩が自ら死を選んだらしい。精神を病んでいたそうだ。私はその人を知らないし、今日言われるまで、その人が亡くなったことも知らなかった。こう言うと悲しいけれど、人が亡くなるとはそういうことだ。

 

精神が病んでしまったことがない私には、その人がどんなに辛かったか苦しかったか分からない。辛苦の中から死ぬ勇気を生み出した。その勇気は、強力だろうなと思う。他人が止めてたところで止められない強さだと思う。亡くなった今、その人は幸せだろうか。苦しみから解放されただろうか。そうならいいなと願う。

 よく、自殺をすると地獄に堕ちるということを目にしたり耳にする。地獄絵図とか漫画にもそういう描写があるものがある。しかし私はそうは思わない。私は天国も地獄もないと考えているけれど、もし地獄があるのなら苦しんだ人ではなくて、極悪人を送るべきだ。苦しみから解放されたくて死を選んだ人が、亡くなってからも苦しむなんてそんな酷いことは無いと思わせて欲しい。自殺をしたら地獄に堕ちるというのは子供に自殺をして貰いたくないという親たちの願いなんだろうけどね。

 

1人だけれど独りではない、とはよく言ったものだ。1人だと感じることはたくさんあるけれど、独りではないと思える時間がたくさんあればいいな。そうすれば勇気が必要な死なんていらない。

春になってもっと温かくなって桜が咲いたら、一緒にお花見しよう。