・ASIAN KUNG-FU GENERATION

 
初めて聞いた曲は暗号のワルツ。
アジカン〟という名前は知っていた小学6年生の時、姉がTSUTAYAで借りてきたアルバム、ファンクラブを聴いたのだった。
暗い歌ばっかだな~という印象だったが、ブラックアウトや桜草、路地裏うさぎ、どの曲も初めて出会った旋律、歪んだギター、太いベース音に胸が高鳴った。その頃の少し前に出会って、歌詞とメロディーに惹かれたBUMP OF CHICKENとはまた違ったかっこよさを感じたのだ。
 
そして現在。毎日アジカンを聴いている。
友人がとてつもなくアジカンが好きなのだ。彼とカラオケに行くと必ずアジカンの歌を5曲は歌ってくれる。このカラオケで出会った曲は数多い。最近のお気に入りアルバムはマジックディスクだ。マイクロフォン、サンライズ、橙、イエスが特に好きだ。彼に伝えたところ、「橙は俺も好き。マイクロフォンのメロディー好きだけど、歌詞は意味が分からない。」と返答があった。私は歌詞のあまのじゃくな感じも好きなんだけどな。
彼のお陰で出会えた、すごくかっこいいアジカンの曲に今年はずっと支えられている。飛び上がるほど嬉しい日、悔しくてたまらない日、悲しくて大泣きした日、イラついて何もしたくない日、どんな日でも私の温度を上げてくれる。歪んだギターや、低いのに高音が美しくて切なさを表現るのにぴったりな声であるとか、すべて私らしさを持ってきてくれる音楽なのだ。ありがとう。お陰でどんな事があっても寝る前には明日に希望を抱いている私がいる。
 
〝涙が落ちて 海に注いで 何時しか空まで戻るような 何一つ残らなくたって 君が笑えば それで雨が上がって 頬が乾いて その跡に虹が架かるようなそんな時を想って どうか君よ 笑って〟
 
さぁ明日も笑うんだ。